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3年越しの交流戦カード勝ち越しで波に乗れる??重盗で浮き彫りになった情弱改善が今後の課題??

強いカープがみたい!
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 「広島6-3日本ハム」(2日、マツダスタジアム) 今季初めて先発マスクをかぶった広島・中村奨成捕手(22)がプロ入り初の1試合3打点と躍動。チームの1018年以来、4年ぶりの交流戦カード勝ち越しに貢献した。

情報源: 広島・中村奨 プロ初3打点、今季初先発マスクで4年ぶり交流戦カード勝ち越しに貢献

ようやくカープが交流戦のカード勝ち越しを決めた。2019年の楽天戦以来というから実に3年越しでようやくのカード勝ち越し。3つの押し出しという相手に助けられた部分も大きいけど、昨日の記事日ハムの「ギラギラ感」に圧倒されて再び交流戦単独最下位…失敗を一番恐れているのはベンチでは??で書いた「ギラギラ感」ね、このゲームではカープの方が伝わってくる選手が多かったように思う。普段は顔を合わせない相手同士。やはりポイントは「気持ち」なのかなぁと思うねぇ。そしてこのゲームでカープがなぜ、交流戦になると劣勢になるのか??何となく確信を得たゲームだったように思うねぇ。

本日のギラギラ男は中村奨成

やはりこのゲームのヒーローは中村奨だよな。前日のゲームでは途中からマスクをかぶり、このゲームはスタメンマスク。本人曰く「すごく張り切っていきました!」。そう、そうなのよ、カープの選手が交流戦で見せることができなかったのはこれなんだよな。古い言葉かもしれんけど「ハッスル」ね。やはり大事だよな。日ハムの選手はみんな若いけどやっぱり「ハッスル」が伝わってきていたもんな。そのハッスルを形にしたのが盗塁阻止であったり、5回の走者一掃のタイムリーツーベース。まぁ日ハムのライト・万波の守備力にも助けられた部分もあったけど、久々の複数点のタイムリーだし、これでカープに重くのしかかっていたものがほどけた感じにしてくれたのは大きいよな。
それともう一つ。コメントの中でタイムリーの場面についてこんなことを言っていた。
「打つ気持ちは常にあるし、相手を『探らない』ように自分のスイングをする気持ちだけだった」と。
これね、アタクシは凄く大事なことだと思うし、カープの選手が交流戦でどんな気持ちでプレーしているのかがにじみ出ているように思う。カープが交流戦で力を発揮できない要因の一つは「探りながらのプレー」なのかなぁと。この辺を中村奨もベンチからゲームを見て感じていたように思うねぇ。結局は自分のスイング、自分のプレー、自分の投球をすることが勝利への王道だということを中村奨が教えてくれたような気持になったねぇ。

九里は大量リードで気が抜けた??

投手では先発の九里が初回からギラギラしてくれた。中村奨とのコンビは過去にもあったし、いい結果だったのであまり影響はなかっただろう。途中、中村奨のサインに首を振って投じた球で三振に仕留めた。ベンチに戻る際に中村奨と話し込む場面があった。この辺ね、気持ちが入っていたし、九里も若い捕手を育てようという責任感も感じ取ることができた。真っすぐもインコースに投げ込めていたし、力もあった。変化球の切れも抜群だったよな。5回裏に味方が逆転し5点のリード。勝ち投手の権利が転がり込んできた。0-1という1点もやれない場面からいきなりの5点差で調子が狂ったのか6回に連打を浴びて途中降板。まぁ去年までの佐々岡監督なら6回を投げ切らせただろうけど、ここはスパッと九里をあきらめた。この辺の判断もよかったように思うねぇ。これで3勝目。他の先発陣に後れを取ってきたけど、交流戦もう1回登板があるし、ぜひ頑張ってほしいよな。

菊池も守備でギラギラ感

交流戦勝てていないというカープにとって3点差なんてあってないようなもの。まぁ冷静に考えると終盤で3点差は勝つ確率が高い。それでも勝てていないプレッシャーがとんでもない結果を生んでしまうことはカープの場合、よくある話(笑)。ちょっと危ないと感じたシーンがあった。7回。マウンドにはケムナが上がっていた。日ハム先頭打者は代打の上川畑。初戦では4番打っていたよな。この上川畑がケムナを苦しめた。実に9球粘って最後はしぶとくセンター前にヒット。打順は9番だから上位にまわる。前のイニングの6回に3番清宮、4番野村が連続ツーベースで失点しているだけに、イヤな打順に入ってくるよな。この空気はカープの選手、ベンチ、ファンもね、同じような気持ちになったことだろうねぇ。続く1番松本剛の打球は1,2塁間へ。これが抜けると一気に無死1,3塁の場面が出来上がってしまう。しかしここにいるのは菊池だよな。打球に飛びつきキャッチした後、振り向きざまに2塁に送球。これが間一髪でアウト。アタクシはこのプレーがものすごく大きかったように思うねぇ。これ、普通のセカンドなら2塁はあきらめて1塁に送球していただろう。なんせキャッチして2塁方向に向いて投げたら間に合わないからねぇ。それを菊池は2塁を見ずに振り向きざまに投げてストライク送球。こんなのできるセカンドは菊池だけだろう。キャッチした瞬間「間に合う」という判断ができたのだろう。むやみに投げてセーフならオールセーフでピンチを拡大してしまうわけで、普通ならまず「アウト一つ」で迷わず1塁送球の場面を1死1塁にしてしまうんだからな、この封殺はケムナにとって本当に大きかったよな。続く今川にヒットでつながれるも3番清宮の打球をまたもや菊池が好捕してゲッツー成立。アタクシはこの7回の菊池の守備ね、大きな勝因の一つだと思うねぇ。

久々登板の森浦もギラギラ

8回は森浦が登板。久々の登板だよな。この森浦もギラギラしていた。先頭打者にヒットを打たれるも後続を3者三振に仕留めた。万波をチェンジアップで空振り三振。代打・アルカンタラもこのチェンジアップを続けてバットにすら当てさせず空振り三振。続く宇佐見も同じくチェンジアップで空振り三振。リリースの時に出る声もいつも以上に大きかったように思う。この投球を見てね、アタクシは「勝てそう」だという気持ちにようやくなった。この森浦の内容は9回に投げる栗林にも勇気を与えるものだったと思うし、終わってみれば先発が6回途中KOもリリーフが後半を無失点リレー。ようやく勝ちパも見えてきた感じだよな。

カープの「情報弱者」ぶりが露呈した失点と封殺

勝つには勝ったけど、このゲームには適度にカープの「情報弱者」ぶりがちりばめられていたように思うねぇ。まずは先制された場面。2死1,3塁の場面で1塁ランナーの清宮が飛び出した。これを見て中村奨が2塁へ送球。この辺若さもあるんだけど、清宮は2塁に走るというよりは1,2塁間に「躍り出た」。そして1,2塁間で止まっていたわけで、これを2塁送球してはダメだよな。偽投して3塁ランナーににらみを利かせるか、九里がカットしていれば点を失わずに済んだよな。まぁ昭和のカープはこういうプレーはしっかりやっていたけどな、ぼんやりしている感じがするよな。まぁ一番いけないのはこういうことをやってくるよとベンチがわかっていないのが一番イカンのよ。この辺、重盗という作戦は今季の日ハムにとっては決して奇策や奇襲ではなく「十分にあり得る」作戦なのよ。この辺は事前に情報として持っていて当然なんだと思う。この辺の情報がベンチは知っていたのか??アタクシはなかったような気がするねぇ。この辺はSNSや当ブログにもコメントいただくのだがカープの情報収集能力ね、この問題が浮き彫りになったような気がするねぇ。
それと4回の1死1,3塁のケース。マクブルームの浅い外野フライで野間がタッチアップ。松本剛のノーバン返球で封殺された。この辺も松本剛の守備力、肩、そしてオープン戦でよく見られたフライアウトでランナーがいなくても外野手がバックホームに送球していたよな。この辺は新庄BIGBOSSの提案で日ハム外野手はバックホーム慣れしている。外野手の肩の情報なんかもそれほどカープは情報を持っていなかったのか??持っていても活かせていない情報弱者なのか??カープが交流戦になると弱さが出てしまう理由がモロに出てしまったような気がするねぇ。

交流戦は情報がなさ過ぎて選手が戸惑っている??

こうした情報のなさをうかがわせるプレーや中村奨の「探り」発言なんかを見ると、カープはかなり手探りの状態で交流戦を戦っている。そんな気がするよな。これはカープ球団が交流戦を舐めているのか?それとも偵察費用をケチっているのか??人材がいないのか??まぁ確かにコロナで収入が減って、親会社のいないカープはそう何年も赤字を続けることができない事情がある。それもでやはりプロ球団を運営している以上勝負にかかわる経費はある程度見積もっておいてほしいよな。確かにリーグ戦で戦っている様子とははるかにカープの選手の一人一人、どことなく様子が違うというかね、全く別人に見えてしまう選手もいる。これでは戦えていないように見えてもしょうがないよな。
ただ、選手もそうだけどベンチもね、そうであれば、探りを入れるよりは1球1球に集中してね、自分なりの投球、自分なりの打撃、そして自分たちの野球に徹する方がいい野球ができると思う。そしてファンは選手の「ギラギラ感」をその物差しとして見ていると思う。探って負けてるのであれば攻めてほしい。失敗してもいい。負けてもいい。精一杯ぶつかっていく姿を見せてくれれば仮に負けてもファンは納得すると思う。今カープファンは選手のそういった姿に飢えているんだよな。交流戦も今日から折り返し。昨季は3タテ食らったオリックス、そして来週は楽天戦がある。ここもぜひ「ギラギラした野球」で借りを返してほしいよな。

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コメント

  1. MAX より:

    こんばんは。
    盗塁に関しては開き直るのも手では?と思います。
    ランナー返さなければいいので。
    苦手なことには目を向けず、長所を伸ばすのも手かと思います。

    菊池に関してはビッグボスも評価していましたし、勝っていても負けていても諦めないと言うのが分かりやすいですよね。

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